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洗濯機の異音の原因と対処法|ガタガタ・キュルキュル診断

Frissítve: 2026-03-19 22:52:04村上 健太
洗濯機の異音の原因と対処法|ガタガタ・キュルキュル診断

洗濯機の異音は、音そのものより「どのタイミングで鳴るか」を見ると、危険な故障か、自分で直せる範囲かが短時間で見えてきます。
夜の脱水で突然ガタガタ鳴っても、現場では水平のズレや衣類の片寄りを直しただけで収まる例が多く、排水時のポコポコ音も排水ホースの取り回しを変えたら静かになった再現を何度も見てきました。

一方で、洗い始めに一瞬鳴るキュルキュルは縦型の駆動ベルト摩耗につながる相談が目立ち、洗い中や脱水中に続くゴォー音は軸受けや回転部の故障が疑われます。
日立やパナソニックの案内でも、脱水時のガタガタは水平不良や片寄り、排水不良が原因になりやすいとされています。

この記事では、まず使用停止が必要な症状と安全確保を確認したうえで、音の種類と洗い・脱水・排水・乾燥のどこで鳴るかを軸に、「初動で優先的に確認すべき項目」を目安としてまとめました。
分解の手前までを番号付き7ステップでたどり、修理に出す目安、費用感、使用年数が約6〜10年に入った洗濯機の買い替え判断まで、初動で迷わないところまで案内します。

関連記事洗濯機が脱水できない8つの原因と対処法--- 洗濯機が脱水で止まり、終わるはずの運転が終わらないまま洗濯物だけが濡れていると、故障を疑って一気に不安になります。そんなときこそ、まずは電源を切ってコンセントを抜き、水漏れや異音、焦げたにおいがないかを落ち着いて確認するのが先です。

洗濯機の異音はまず危険度を確認|今すぐ止めるべき症状

使用停止の基準と初動対応

異音が出たときは、原因を探す前に運転を続けてよい状態かを切り分けるのが先です。
修理現場では、ここで止める判断が遅れたために、ベルト交換で済んだものがモーター側や回転部まで傷んでいた、という流れを何度も見てきました。
次の症状があるなら、その場で運転停止が基本です。
焦げ臭いにおい、煙、水漏れ、洗濯物を入れていない空運転でも続く大きな異音、金属がこすれる強い音、途中停止やエラー表示です。

現場事例として、キュルキュル音のあとに焦げたようなにおいが発生し、点検でベルト周辺に摩耗粉が付着しているケースが報告されています。
ベルトの擦れが進むと発熱が強まりにおいが濃くなるため、こうした兆候がある場合は運転を続けず、点検を優先してください。

金属がこすれるような強い音も継続使用は避けるべきです。
ゴォー、キーキー、ガリガリといった音が洗い中や脱水中に続くなら、軸受けやベアリング、回転部の傷みが進んでいる可能性があります。
とくに空運転でもゴォー音が残るケースは、衣類の片寄りでは説明がつきません。
現場感覚では、この症状で使い続けた結果、軸受け損傷が進んで修理額が一気に重くなった例が少なくありません。
ドラム式では回転部が一体構造のこともあり、修理が高額側に寄りやすいので、早い段階で止める意味が大きいです。

水漏れがある場合は、異音そのものより感電や床の二次被害に注意が移ります。
まず周囲の水を拭き取り、コンセントまわりや本体下の通電部を濡らさないようにします。
床材によっては、放置した水が染みて腐食やカビにつながります。
漏れた量が少なく見えても、洗濯機の下側に回ると気づきにくいため、その場だけ拭いて終わりにしないほうが安全です。

初動は順番を固定すると迷いません。
電源を切る、電源プラグを抜く、必要に応じて水栓を閉める、この3つです。
そこまで済ませてから、本体が熱を持っていないか、においが残るか、水がどこから出たかを静かに見ます。
前述の通り、脱水時のガタガタ音は設置の傾きや衣類の片寄り、排水の流れの悪さで起こることがあり、『日立の案内』でもその切り分けが示されています。
ただし、危険兆候が一つでも混ざるなら、水平調整や入れ直しより使用停止を優先する場面です。

WARNING

焦げ臭いにおい、煙、金属音、水漏れ、空運転でも続く異音、エラー停止が重なったときは、「原因を探す」より「これ以上回さない」が先です。

kadenfan.hitachi.co.jp

機種固有の正常音と危険兆候の見分け方

異音の相談で意外に多いのが、正常音を故障と思ってしまうケースです。
Panasonicのタテ型・ドラム式FAQでも、ポンプ音、モーター音、クラッチの切替音など、通常動作でも耳につく音があると案内されています。
給水や排水のゴボゴボ、切替時のカシャッという短い音、運転開始直後の一瞬の作動音だけなら、すぐ故障と決めつける必要はありません。

ただ、正常音には共通点があります。短時間で終わること毎回ほぼ同じ場面で出ること煙・におい・漏れ・停止を伴わないことです。
逆に危険兆候は、音が長く続く、以前より明らかに大きい、空運転でも鳴る、金属っぽさがある、運転が止まる、といった形で現れます。
たとえば、脱水時だけガタガタ鳴るなら、水平不良や衣類の片寄り、排水不良の線がまだ濃く、『パナソニックのFAQ』でもまずその確認が案内されています。
一方で、洗い中から脱水までゴォー音が通して残るなら、正常音の範囲から外れます。

縦型とドラム式でも、耳に入る音の質は少し違います。
縦型はパルセーター、ベルト、クラッチ切替、設置振動の影響が出やすく、脱水時の片寄りで本体が暴れるような音になりがちです。
ドラム式は比較的静かな機種が多い一方、回転部や軸受けの不調が出ると、低く重いゴォー音が続きやすい傾向があります。
静かな機種ほど、異常音が出たときの違和感がはっきり出ます。

判断で迷いやすいのがキュルキュル音です。
縦型で洗い始めや回転立ち上がりに出るなら、駆動ベルトの緩みや摩耗が有力です。
短く一度だけならまだ切り分けの余地がありますが、回数が増えたり、焦げ臭さが混じったりした時点で危険側へ寄ります。
現場では、最初は「たまに鳴るだけ」だったものが、数週間で連続音になり、ベルト粉が目立ってきた例を何度も見ました。
音の変化が右肩上がりなら、正常音として扱うのは無理があります。

空運転でも残る音は、正常音との見分けでとくに有効です。
衣類の片寄りや詰め込みの影響なら、空にした時点で消えるのが自然です。
逆に、空でもゴォー、キーキー、きしみ音が続くなら、本体側の回転部を疑う流れになります。
私の体感では、このパターンは軸受け損傷に進んでいることが多く、後から振り返ると「あの時点で止めていれば被害が浅かった」となるケースが目立ちます。

つまり、メーカーが案内する正常音の存在は知っておくべきですが、危険兆候が混ざった瞬間に優先順位は変わるということです。
正常音の可能性を考えるのは、においも漏れも停止もなく、音の出る場面が安定しているときだけで十分です。
そこを外さなければ、次章の診断でも遠回りが減ります。

jpn.faq.panasonic.com

洗濯機の異音の主な原因|ガタガタ・キュルキュル音別に診断

ガタガタ音の原因と見分け方

ガタガタ音は、もっとも相談が多い異音の1つで、とくに脱水時に急に大きくなるなら、まず設置と洗濯物の状態を疑う流れが基本です。
日立の「洗濯機が振動してガタガタと大きな音が出る」では、水平設置のずれ、衣類の片寄り、排水の流れの悪さが主な確認点として整理されています。
重故障の前に、この3点で収まる例が多く見られます。

まずやる確認は、本体の水平と衣類の片寄りを見ることです。

本体がわずかに傾いているだけでも、脱水の高速回転に入った瞬間に振動が増えます。
とくに片側の脚が浮いていたり、床が柔らかく沈み込んでいたりすると、洗濯槽の揺れを本体が受け止めきれず、ガタガタと床に打ちつけるような音になります。
縦型では洗濯物が片側に寄る影響も受けやすく、毛布、ジーンズ、パーカーのような重い衣類が1か所に集まると、一時的にアンバランスが大きくなります。

排水不良も見逃せません。
水が抜けきらないまま脱水に入ると、洗濯槽の重さのかかり方が不安定になり、振動が増えます。
パナソニックのタテ型洗濯機FAQでも、排水口や排水ホースの詰まりがあると脱水時の振動やガタガタ音につながると案内されています。
糸くずフィルターや排水口にゴミがたまっているときは、見た目には軽い詰まりでも挙動が変わります。

ここまでを直しても、空の状態で脱水時に本体が大きく暴れるなら、足回りや内部の振動吸収部品の傷みも候補に入ります。
具体的にはサスペンション(振動を吸収する部品)や軸受け(ベアリング)の劣化です。
こうした不具合では、単に音が大きいだけでなく、揺れ方そのものが不自然になり、毎回ほぼ同じ場面で強い衝撃音が出ます。
部品修理の目安としては約10,000円〜30,000円の事例があり、症状が進むと交換範囲が広がります。

見分けるポイントは、洗濯物の入れ直しや水平調整で変わるかどうかです。
入れ直した回だけ静かなら片寄りの可能性が高く、毎回同じように暴れるなら内部部品の消耗が近づきます。
使用年数が約6〜10年の範囲に入っている本体では、設置だけでなく足回りの劣化も視野に入ります。

キュルキュル音の原因と見分け方

キュルキュル音は、縦型洗濯機で出やすい高めの異音です。
原因としてまず挙がるのが、モーターと駆動部をつなぐベルトの劣化や緩みです。
洗い始めや回転の立ち上がりで鳴くような音がして、その後は少し静かになるなら、このパターンに当てはまることが多くあります。

まずやる確認は、一時停止して詰め込みすぎや異物の有無を見て、音が出る場面が洗い始めだけかを切り分けることです。

修理相談の現場では、洗い始めの一瞬だけキュルキュルと鳴る症状は、ベルトの張りが落ちてきたケースに行き着く比率が高い印象です。
立ち上がりで負荷がかかった瞬間にベルトがわずかに滑り、回転が安定すると音が消える流れです。
これが進むと、洗い始めだけだった音が毎回長くなり、空回りのような感触や焦げたゴムのにおいを伴うことがあります。

洗濯物の入れすぎも関係します。
洗濯槽の7〜8割を超えて詰め込むと、回転開始時の負荷が増え、まだ使えるベルトでも滑り音が出やすくなります。
定格容量の約8割前後が効率よく運転しやすい目安とされるのは、洗浄力だけでなく駆動部への負担を抑える面もあるからです。

一方で、キュルキュル音だから必ずベルトと決めつけることはできません。
パルセーター(かくはん翼)まわりに硬貨やヘアピンのような異物が挟まっていると、高い擦れ音に聞こえる場合があります。
ただし、異物なら洗い中の特定の回転で引っかかる感じが出やすく、ベルト由来なら回転の立ち上がりで鳴いて消える傾向があります。
音の出るタイミングが見分けの軸になります。

ベルトは部品単体なら通販事例で約1,000円という例もありますが、これはあくまで個別の販売事例やユーザ報告に基づく参考値です。
機種や流通経路で価格は変わりますし、作業には本体の傾けや分解が必要な場合が多いため、交換作業を含めると総額は約10,000円〜25,000円程度になる事例が報告されています。
正式な見積はメーカーや修理業者での診断後に確認してください。

ゴォー/キーキー/ギー音の原因と見分け方

ゴォー、キーキー、ギーといった音は、設置や片寄りだけでは説明しにくいことが多く、軸受けやベアリングなど回転部の劣化をまず疑う音です。
とくに洗い中から脱水中まで続き、回転が上がるほど音も強くなるなら、内部の摩耗が進んでいる可能性が高まります。

まずやる確認は、空の状態でも同じ音が続くか、回転数の上昇と一緒に音が強くなるかを見ることです。

このタイプの音は、ガタガタのように本体全体が暴れるというより、内部で金属や樹脂が擦れ続けているような響き方をします。
軸受け(ベアリング)が傷むと、ドラムや洗濯槽の回転軸を滑らかに支えられなくなり、ゴォーという低いこもった音や、キーキーという摩擦音が出ます。
音が断続的ではなく継続するのが特徴です。

縦型でも起こりますが、ドラム式でこの症状が出ると修理が重くなる傾向があります。
ドラム回転部が一体構造に近い機種では、軸受け単体では済まず周辺ユニットごとの交換になることがあり、修理費が上がりやすくなります。
縦型の軸受け交換は約10,000円〜40,000円の事例があり、ドラム式はそれ以上に広がることがあります。

キーキーやギー音では、ベルトやクラッチの影響が混ざることもあります。
縦型で洗濯と脱水の切り替え時に一瞬だけ出る短い作動音なら正常範囲のこともありますが、毎回長く続くきしみ音や、回転中ずっと残る音は別です。
音が出るたびに回転が鈍る、脱水が終わりきらない、水が残るといった不具合を伴うなら、単なる「音のクセ」ではなくなります。

この種類の異音は、分解してベアリングを交換すれば済むと考えたくなりますが、家庭で安全に触れる範囲を超えやすい箇所です。
自分で見分ける段階では、継続音かどうか、空でも鳴るかどうかまでで十分です。
そこから先は故障部位の切り分けが必要になる場面が多くなります。

ポコポコ音の原因と見分け方

ポコポコ音は、排水中に出るなら排水ホースや排水トラップ(排水口のにおいや逆流を防ぐ部分)に空気が混じっている状態が有力です。
ポンプそのものの故障と決めつけられがちですが、実際には排水経路の取り回しや軽い詰まりで起きることが多くあります。

まずやる確認は、排水時だけ鳴るか、排水ホースの折れ・つぶれ・差し込み深さを確認することです。

排水ホースの先端が深く差し込まれすぎていたり、逆に水面より不自然に高くなっていたりすると、水と空気がうまく抜けず、ボコッ、ポコポコという音になります。
現場では、ホース先端の水位や差し込みの深さを少し調整しただけで止まる例が少なくありません。
排水ホースはドラム式で約10cm以下、縦型で5〜10cm以下の差し込みが案内されることがあり、深すぎると空気の逃げ道が減ります。

ホースの折れやつぶれも原因になります。
排水ホースの内径は30mm前後が多く、つぶれて実効的な太さが落ちると流量が大きく落ちます。
そうなると排水時間が延び、空気が断続的に巻き込まれてポコポコ音が続きます。
音だけでなく、水の抜けが遅い、脱水に時間がかかる、運転が途中で止まりやすいといった変化も一緒に出ます。

排水口や排水トラップの汚れも見分けのポイントです。
糸くずや洗剤カスがたまると、水の流れが細くなり、空気が逆流して音になります。
ポンプが弱ったときにも似た音は出ますが、その場合は排水そのものが明らかに弱くなったり、異音が以前より重く長くなったりします。
ホース配置の修正で変わるなら排水経路側、配置を整えても同じならポンプや内部の排水系部品まで候補が広がります。

機種固有の正常音の例

異音の相談では、故障ではない音を「壊れたかもしれない」と受け取っていることも珍しくありません。
洗濯機は工程の切り替えごとに音が変わる家電なので、短く出て終わる作動音は正常範囲に入ることがあります。
パナソニックのタテ型・ドラム式の異音FAQでも、ポンプ音、クラッチ切替音、モーター音などが例として挙げられています。

まずやる確認は、その音が数秒で終わるか、毎回同じ工程だけで出るかを見ることです。

縦型でよくある正常音は、排水ポンプが動くウィーンという音、洗濯から脱水へ切り替わる瞬間のカシャッというクラッチ音、給水弁が開くときの軽い作動音です。
ドラム式では、ドラム回転の立ち上がりで出るモーター音、循環ポンプの連続音、乾燥運転時の風を送る音が「いつもと違う音」に聞こえることがあります。
軽いこすれ音のように聞こえても、短時間で終わり、洗浄や脱水の結果に異常がなければ正常動作の範囲に収まることがあります。

正常音と異常音を分ける軸は、音の大きさだけではありません。短い、工程限定、毎回ほぼ同じ、性能低下を伴わないなら正常側に寄ります。
反対に、以前より長くなった、途中から増えた、振動やにおいを伴う、洗浄や脱水の結果が崩れるなら異常側です。

ドラム式はもともと静かに感じやすいため、小さな変化にも気づきやすい一方で、循環や乾燥の作動音を異音と混同しやすい傾向があります。
縦型ではクラッチ切替音やパルセーターまわりの動作音が気になりやすく、こちらも「短い作動音なのか、継続する摩擦音なのか」で見え方が変わります。
音の名前だけで判断するより、どの工程で、どれくらい続くかまで揃えると、正常音との切り分けがぶれません。

いつ音が鳴るかでわかる原因|洗い・脱水・排水・乾燥時の切り分け

洗い時に鳴る音

洗いの工程で規則的にカラカラ、コトコト、ガチャッという音が出るときは、まず槽内の異物を疑うと切り分けが早くなります。
修理現場でも、ポケットに入ったままのコインやヘアピンが洗い始めから音を出し、そのまま脱水に入って回転が上がると、さらに大きな金属音に変わる流れは珍しくありません。
洗い時点で軽いカラカラ音だったものが、脱水で急に不穏になるのはこのパターンです。

縦型では、洗濯槽の底にあるパルセーター(かくはん翼)まわりの干渉でも規則音が出ます。
日立のサポートでも、パルセーター部には硬貨などの異物が噛み込むことがあると案内されています。
底の回転に合わせて同じ間隔で鳴るなら、衣類同士のこすれ音より、回転部のどこかに毎周当たっている音と見たほうが筋が通ります。

もう一つ候補に入るのが、モーターやクラッチ切替の作動音です。
短く入ってすぐ消えるなら正常側ですが、洗い中ずっと同じ調子で続く、以前より音が固くなった、洗浄の勢いまで鈍ったというときは正常音とは分けて考えます。
とくに規則的な音で、衣類量を変えても出方が変わらない場合は、槽の中より駆動側を疑う流れになります。

脱水時に鳴る音

脱水時だけガタガタ、ドンドンと暴れるように鳴るなら、原因は絞れます。
ここで有力なのは設置の水平不良、衣類の片寄り、排水不良の3つです。
『日立|洗濯機が振動してガタガタと大きな音が出る』でも、この3点が代表的な確認項目として挙がっています。

現場感覚でも、脱水中だけ急に暴れるケースは、内部故障より先に片寄りを直すと止まることが多いです。
実際、洗濯物をいったんほぐして入れ直しただけで、その直後から静かに回り始めた例を何度も見てきました。
洗濯物量は洗濯槽の7〜8割程度が目安で、詰め込みすぎも少なすぎも偏りの原因になります。
AQUAやヤマダウェブコムでも、効率よく回る量としてこのあたりの負荷が案内されています。

脱水は水が抜けて初めて安定して回れる工程なので、排水が遅いと振動が増えるのも見落とせません。
糸くずフィルターにゴミが詰まっていたり、排水口にヘドロがたまっていたりすると、水が残ったまま高速回転に入ろうとして本体が揺れます。
パナソニックのタテ型FAQでも、脱水時のガタガタ音では衣類の片寄りと排水口清掃が案内されています。
脱水の異音で最初に見る順番は、床の水平、衣類量と入れ直し、糸くずフィルターと排水口の状態です。
この順で見ていくと、空振りが少なくなります。

排水時に鳴る音

排水のタイミングだけでゴボゴボ、ポコポコ、ブーという音が出るなら、まず見るべきは排水ホース、排水口、排水ポンプです。
洗いも脱水も静かなのに、排水時だけ音が立つなら、駆動部より排水経路のほうが本命になります。

とくに多いのが、排水ホースの折れや差し込みの問題です。
ホースが家具の角でつぶれていたり、排水口に深く差し込みすぎて空気の逃げ道が狭くなっていたりすると、水と空気が交互に抜けてポコポコ音になります。
パナソニックの排水ホース案内では、差し込みが深すぎないことが明記されていて、ドラム式は10cm以下、縦型は5〜10cm以下が目安として扱われています。
排水トラップ側に空気が巻き込まれている音なら、回転部の故障音とは違って、排水が終わると音も止まります。

排水口に糸くずや洗剤カスがたまっているときも、似た音が出ます。
ここが詰まり気味だと水の抜けが遅くなり、脱水不良までつながるので、排水時の異音は単独の話では終わりません。
ホースの取り回しを整えても音が変わらず、しかも排水そのものが弱いなら、排水ポンプの劣化や異物混入も候補に入ります。
ポンプ由来の音は、空気混じりのポコポコより重く、モーター音が引っかかるように続くことが多いです。

乾燥/ドラム回転時に鳴る音

ドラム式で乾燥中やドラム回転中に音が気になるときは、仕様上の正常音か、回転部の異常音かを分けることが先です。
ドラム式は、循環ポンプ、送風ファン、モーター制御の音が重なりやすく、縦型より「壊れたように聞こえる正常音」が増えます。
『パナソニック|ドラム式洗濯機 変わった音・異音がする』でも、工程ごとの作動音が正常例として整理されています。

正常側に寄るのは、回転の立ち上がりで出るウィーン音、乾燥中の風を送る音、循環ポンプの連続音のように、毎回ほぼ同じ場面で出て、運転結果に影響しない音です。
短い金属的な切替音も、工程の変わり目だけなら不自然ではありません。

一方で、異常側として警戒したいのは、うなり続けるゴォー音や、擦り続ける金属音です。
ドラムが回っている間ずっと低く唸る、速度が上がるほど音も濁っていく、乾燥より回転時に強く出るなら、軸受けの傷みが頭に浮かびます。
ここは前述の音別診断ともつながる部分で、ドラム式では修理範囲が広がりやすい箇所です。
乾燥時のファン音と違って、回転数に連動して音の高さや重さが変わるなら、回転部の不具合を疑う形になります。

jpn.faq.panasonic.com

正常音との見分けチェック

発生タイミングで切り分けるときは、音の種類そのものより、どの工程だけで鳴るかを見ると迷いにくくなります。
洗いで規則的に鳴るなら異物やパルセーターまわり、脱水で暴れるなら水平・片寄り・排水、排水時だけならホースや排水口、乾燥やドラム回転時なら仕様音と回転部異常の見分け、という流れです。

NOTE

正常音は「短い」「工程が限られる」「毎回ほぼ同じ位置で出る」がそろいやすく、異常音は「長く続く」「振動や排水不良を伴う」「前より増えている」が重なります。

修理現場では、音の大きさだけで判断すると外しやすく、発生する瞬間を工程ごとに追ったほうが原因に届きます。
たとえば洗い始めのカラカラ音は小さくても、異物が残ったまま脱水に入ると一気に音が荒くなりますし、脱水中だけ暴れる症状は衣類の片寄りを解くとその場で収まることが多いです。
こうした変化の出方まで見ていくと、正常音の範囲なのか、故障に近づいている音なのかが見えてきます。

自分でできる対処法|安全に確認する7ステップ

用意するものと所要時間

始める前に、床や手を守る道具を先にそろえておくと流れが止まりません。
使うのは、タオルか雑巾、軍手、懐中電灯、スマホの水平器アプリまたは水平器、歯ブラシか綿棒、バケツです。
排水まわりを見る場面では少量の水がこぼれることがあるので、タオルとバケツがあると慌てずに済みます。
懐中電灯は洗濯槽の底や排水ホースの裏側を見るときに役立ちます。

作業時間の目安は20〜30分です。
修理現場でも、ガタガタ音の相談はこの範囲の確認で方向性がほぼ決まります。
実感としては、脱水時の暴れは内部故障よりも、水平のズレと衣類の片寄りで説明できるケースが多く、ここを丁寧に見直すだけで静かに戻ることが珍しくありません。

7ステップ詳細

まずは安全を優先します。電源を切ってからプラグを抜きます。 感電を避けるためで、水漏れが見えているなら水栓も閉めておきます。
脱水の異音は焦って本体に触れたくなりますが、通電したまま本体を動かすのは避けたいところです。

次に、空運転で再現するかを見ます。
洗濯物を何も入れず、数分だけ運転して異音が出るか確認します。
空でも出るなら、衣類の重さではなく、設置状態や機械側の問題が前に出ています。
反対に、空では静かなのに普段の洗濯物では暴れるなら、片寄りや負荷のかかり方を優先して見る流れです。
修理受付の現場でも、この切り分けだけで見当違いの分解相談が減りました。

いったん取り出して、絡まりをほぐし、大物と小物を混ぜながら均等に入れ直します。
現場での傾向として、脱水のガタガタ音がこの入れ直しと水平調整だけで止まる例が最も多く見られます。
現場での傾向として、脱水のガタガタ音が入れ直しと水平調整だけで収まる例が多く見られます。
4つ目は、設置の水平確認です。
スマホの水平器アプリか水平器を本体上面に置き、気泡が円の内側に収まる状態を目安に見ます。
本体の四隅のうち1か所でも浮いていると、脱水で揺れが増幅されます。
ガタつきがあるときはアジャスター脚で少しずつ調整し、最後に押しても揺れない状態まで持っていきます。
『日立|洗濯機が振動してガタガタと大きな音が出る』でも、水平設置と衣類の片寄りは最初に見る項目として挙がっています。

5つ目は、排水ホースの確認です。
ホースに折れ、潰れ、ねじれがないかを見て、壁や家具に当たっている部分があれば離します。
ここは見落としやすいのですが、実際に小さな折れが1か所あるだけで、脱水時の暴れが急に目立ったケースを何度も見ています。
排水がもたつくと、槽内に水が残ったまま回転が上がって揺れやすくなります。
あわせて、排水口への差し込みが深すぎないか、ホース先端の高さが不自然になっていないかも見ておくと、ポコポコ音の対策にもつながります。

6つ目は、糸くずフィルターと排水口の清掃です。
フィルターを外して糸くずやぬめりを取り除き、必要なら歯ブラシや綿棒で細かい部分も掃除します。
排水口まわりにゴミがたまっているなら、手が届く範囲で取り除きます。
脱水時の振動は回転部だけの問題と思われがちですが、水が抜けきらないと洗濯槽の重さが安定せず、揺れが増えます。
『パナソニック|タテ型洗濯機 脱水時の振動が大きい/ガタガタ音』でも、片寄りとあわせて排水口清掃が案内されています。

7つ目は、洗濯槽内とパルセーター周辺の異物確認です。
懐中電灯で槽の底を照らし、コイン、ヘアピン、ボタン、洗濯ばさみの破片のような硬いものがないかを見ます。
縦型では底のパルセーターまわりに異物が入り込むと、洗いでも脱水でもカタカタ、ガチャガチャという音につながります。
見えているものを手で安全に取れる範囲なら除去して構いませんが、隙間の奥に落ちていて工具が必要な状態なら、その時点で止めるのが正解です。

ここまで終えたら、もう一度短く運転して変化を見ます。改善したなら、そのまま様子を見る流れです。改善しない、空の状態でも暴れる、金属音が続くという場合は、この先の判断が変わるので次章の「業者に依頼すべきケース」で切り分ける段階に入ります。

ここから先は分解禁止ライン

家庭で触る範囲は、設置、排水経路、フィルター、槽内の見える異物までです。
ここを越えて、本体の分解、底面カバーを外しての確認、ベルトテンション調整、パルセーターの取り外しに進むと、安全面だけでなく保証や修理受付にも影響します。

とくにベルトまわりや回転部は、音の原因になりやすい反面、作業の入口が危険です。
縦型の一部では底面側からの確認が必要になり、パルセーターも日立の案内にあるように専用工具が必要な扱いがあります。
見えていない異物を無理に取ろうとして、かえって軸まわりや固定部を傷めることもあります。

WARNING

空運転でも異音が出る、水平と片寄りを直しても脱水で本体が跳ねる、槽の奥から金属音が続く。
この3つがそろったら、家庭での確認範囲を超えています。
現場でも、ここから先を無理に進めて状態を悪くした例は少なくありません。
自分で直せることは意外と多い一方で、止めどころを間違えないことが、結果としていちばん安く済むポイントです。

縦型とドラム式で異音原因はどう違う?

縦型に多い異音と確認ポイント

縦型で「最初だけキュッと鳴る」といった症状があるときは、初期仮説としてベルトの摩耗や緩みをまず疑うことが多いです。
こうした仮説を立てることで、現場での切り分け精度が上がります。

一方で、縦型は機械そのものの故障がなくても、床との相性や衣類の片寄りで音が膨らみやすい構造です。
脱水でガタガタ鳴る場合は、内部部品を疑う前にまず設置の水平と槽内バランスを確認することが優先されます。
日立の案内でも、水平不良や片寄り、排水まわりが振動原因として挙げられています。

パルセーター由来の音は、底の近くからガチャガチャ、カタカタと出ることが多く、硬貨やボタンなどの噛み込みでも起こります。
洗いの力が弱くなった、回っているのに衣類の動きが鈍いという変化が重なるなら、パルセーターまわりの異物や摩耗の線が濃くなります。
縦型はこのように、駆動系の短い高音設置由来の大きな揺れ音が混ざって出やすいのが特徴です。

簡単に整理すると、縦型で先に見る場所は次のとおりです。

チェック項目縦型で見えやすいサイン着目点
ベルト洗い始め・回転開始時のキュルキュル音短い高音が増えていないか
片寄り脱水時のガタガタ音大物1枚だけになっていないか
設置振動本体全体の揺れ、床への響き四隅の浮き、水平の崩れ
パルセーター槽底付近のカタカタ音、洗いの弱さ異物混入、羽根まわりの違和感

ドラム式に多い異音と確認ポイント

ドラム式は縦型と違って、音の中心がドラム回転系軸受け、それに乾燥・循環系へ寄ります。
洗い中や脱水中に低いゴー音、うなり音が続く場合は、ドラムを支える回転部や軸受けの負担が前に出ている形です。
修理の現場感覚では、ドラム式で「回転が重そうなゴー音」が続くときは、軸受けの状態を早めに意識します。
縦型の一瞬のキュル音でベルトを当てにいくのと同じで、ドラム式の重いゴー音を軸受け寄りで捉える初期仮説は、切り分けの精度を上げてくれます。

ドラム式でも、すべてが故障音というわけではありません。
ポンプ音やファン音、循環水の作動音は、聞き慣れないと「変わった音」に感じやすい部類です。
パナソニックの「『パナソニック|ドラム式洗濯機 変わった音・異音がする』」でも、ドラム式にはモーター音、ポンプ音、乾燥時の送風音など、仕様に含まれる作動音があると案内されています。
乾燥運転中のブーン、ゴー、風が抜けるような音は、乾燥ファンや循環経路の作動と重なることが少なくありません。

ただし、正常音と異常音の境目は「継続の仕方」に出ます。
仕様上のポンプ音やファン音は運転の工程に合わせて出たり止んだりしますが、軸受けや回転部の不調は、回転に同期して同じ高さのうなりが続くことが多いです。
とくに脱水で回転数が上がるほどゴー音が太くなる、手前側や背面側のどちらかに偏って響く、乾燥なしの洗濯コースでも同じうなりが出る、といった流れなら、乾燥ファンではなく回転系の可能性が上がります。

ただし、正常音と異常音の境目は「継続の仕方」に出ます。
仕様上のポンプ音やファン音は運転の工程に合わせて出たり止んだりしますが、軸受けや回転部の不調は回転に同期して同じ高さのうなりが続くことが多いです。
とくに、脱水で回転数が上がるほどゴー音が太くなる、特定方向に偏って響く、乾燥なしの洗濯コースでも同じうなりが出る、といったときは回転系を疑ってください。

チェック項目ドラム式で見えやすいサイン着目点
ドラム回転系洗い・脱水中のうなり、回転に同期した音回転数に合わせて音が太くなるか
軸受け重いゴー音、ゴリゴリ感のある継続音回転が重く感じる音か
乾燥ファン乾燥時のブーン、風切り音乾燥運転時だけ出るか
循環・排水系ポンプ音、ゴボゴボ音工程の切替で出入りするか

正常音レンジと静音モデルの傾向

静音性の傾向でいえば、一般にドラム式は縦型より静かな方向です。
理由は、回転制御や筐体構造、振動の抑え方にコストがかけられている機種が多いからです。
とくにインバーター制御のモデルでは、立ち上がりの回転変化が滑らかで、縦型に出やすい急な揺れ音が抑えられます。
深夜使用を意識した比較では、2026年の価格.comマガジンが運転音40dB以下のモデルに言及しており、静音性を見るときのひとつの目安になります。

とはいえ、静かな機種でも正常音がゼロになるわけではありません
縦型ならクラッチ切替音や給排水音、ドラム式ならモーター音、循環ポンプ音、乾燥時のファン音は動いていて当然の音です。
ここで迷いやすいのは、「初めて聞く音」と「壊れかけの音」を同じように不安視してしまうことです。
正常音の範囲はメーカーFAQに具体的に載っているので、新品時から続いている作動音なのか、途中から増えた異音なのかで見分けると整理しやすくなります。

受付側では、縦型なら「短いキュル音か、揺れを伴うガタガタか」、ドラム式なら「回転に乗るゴー音か、乾燥時だけのファン音か」といった聞き方をすると、初期判断が速く進みます。
こうした切り口を用いると、見るべき部位が自然に絞れます。

業者に依頼すべきケース

自力の限界ライン

前の手順をひと通り試しても、空運転でも同じ異音が出るなら、衣類の片寄りや一時的な排水詰まりではなく、機械側の不具合を優先して見ます。
とくに洗濯物を入れていないのに、洗い中や脱水中にゴォー、キーキー、金属がこすれるような音が続く場合は、軸受けやベアリングの傷みを疑う流れです。
こうした音は回転部そのものから出るため、負荷を減らしても消えにくく、むしろ回すたびに音の芯が太くなることがあります。

修理現場では、ここを自力対処の境目にしていました。
水平調整や排水清掃で変わる音は、原因が外側にあります。
一方で、空の状態でも再現する継続音は、洗濯槽を支える部品、モーターまわり、回転軸のどこかに無理がかかっていることが多いです。洗濯槽に手で触れたときのガタつきが大きい、本体を軽く揺すると槽が不自然に遅れて動くといった症状が重なるなら、足回りだけでなく内部の支持部品まで視野に入ります。

ベルトは部品単体の通販事例で低価格なケースが見られる一方で、多くの機種では底面側の確認や本体の傾けが必要で、安全や保証の観点から自己分解を推奨しません。
部品価格はあくまで事例であり、交換作業を含めると実作業費が加わるため、自己判断でのDIYは避け、業者見積もりを取ることをおすすめします。

ベルトは通販や楽天などで部品単体が安価に出る事例がありますが、これはあくまで個別の参考情報です。
多くの機種では底面側の確認や本体を傾ける作業が必要になり、安全や保証の観点から自己分解は推奨しません。
部品代だけで判断せず、工賃や出張費が加わる点を踏まえて、業者の見積もりを確認することをおすすめします。

実際の出張点検・診断の請求額は業者や地域、作業内容で幅があります。
利用者事例として約9,700円の請求が報告されるケースもありますが、これは一例です。
見積を取る際は「出張費」「診断料」「部品代」「工賃」の内訳が明示されているかを確認してください。

NOTE

出張点検の請求例(利用者事例)として約9,700円の報告がある一方で、業者や地域、作業内容で幅があります。
見積を取る際は「出張費」「診断料」「部品代」「工賃」の内訳が明示されているかを確認してください。
事前に異音を録音して送ってもらえると、訪問前に軸受け系か排水系かの当たりがつきやすくなります(低いうなりは回転部寄り、排水切替で鳴るゴボゴボは排水系寄りの目安)。

修理窓口へ伝えるチェックリスト

修理依頼では、症状そのものより情報の並び方で診断の早さが変わります。
受付でまず必要になるのは、メーカー名、型番、購入年です。
型番があると、ベルト駆動かダイレクトドライブか、縦型かドラム式か、よく出る故障部位はどこかという初期判断が進みます。
購入年がわかると、寿命帯に入っているか、保証の可能性が残るかも同時に整理できます。

その次に伝えたいのが、どんな音が、いつ出るかです。
「うるさい」だけでは受付側が絞れません。
洗い始めだけキュルキュル鳴るのか、脱水でガタガタ暴れるのか、洗い中から脱水終了までゴォー音が続くのかで、見る部位が変わります。
エラー表示が出ているなら、その英数字もそのまま伝えると話が早いです。
排水系エラーと回転系エラーでは、訪問前の準備がまったく違います。

電話やWeb受付で使いやすい項目を並べると、次の形です。

  1. メーカー名
  2. 型番
  3. 購入年
  4. 症状の内容(ゴォー音、キーキー音、焦げ臭い、漏水など)
  5. 発生タイミング(洗い、脱水、排水、乾燥、空運転でも出るか)

発生の瞬間を整理して伝えると、受付側が訪問前に想定部位を絞りやすくなります。
可能であれば録音や動画を添えると診断がスムーズです。
6. エラー表示の有無と表示内容 7. 異音の録音や動画の有無

録音や動画は、単なる補足ではありません。
実務ではここがいちばん効きます。
たとえば、回転数に合わせて音程が上がる録音なら軸受けやベアリング寄り、排水に切り替わった瞬間だけゴボゴボ鳴る動画なら排水ホースやポンプ寄り、と事前に切り分けられます。
訪問したのに部品違いで再訪問、という無駄を減らせるので、依頼側にも修理側にも利点があります。

伝える順番も、現場では差が出ました。
最初に「空運転でも出ます」と言われると、受付側は衣類の片寄りより機械系を先に見ます。
「洗濯槽が手で揺するとガタつく」「焦げたようなにおいがある」「床に水が出る」と添えられると、危険度の高い順で判断できます。
逆に「最近少し音がします」だけだと、訪問までに必要な準備が絞れません。
修理窓口へ渡す情報は、故障の説明というより、再現条件を渡す作業と考えると精度が上がります。

修理費用の目安と買い替え判断

症状別・部位別の費用テーブル

修理費は、基本的に部品代+工賃+出張費または診断料の合算で決まります。
見積もりを見たときに高く感じるのは、部品そのものより訪問と分解作業の比重が大きいからです。
東芝ライフスタイルの全自動洗濯機向け出張料金概算料金表やシャープの洗濯機 出張修理概算料金でも、この考え方で金額が組まれています。
異音修理は「何が鳴っているか」より、「どこまで分解が必要か」で総額が動きます。

本文ベースで整理すると、目安は次の通りです。

症状・部位想定される作業費用の目安
出張点検・診断のみ訪問、症状確認、見積もり提示事例の一例として約9,700円の報告あり(業者・地域で差があります)
排水ポンプ・排水ホースポンプ交換、ホース交換、詰まり除去約10,000円〜40,000円
サスペンション・足回り振動吸収部品交換、足回り点検約10,000円〜40,000円
モーター・軸受け系モーター交換、軸受け交換、回転部修理約10,000円〜40,000円
ドラム式の軸受け一体交換ドラムキット、水槽まわりの一体交換数万円以上

金額差が出る典型例は、ベルト・排水系・モーター/軸受け系です。
ベルトは部品単体なら軽い金額でも、実際は本体を傾けて底面側から触る機種があり、出張と工賃が乗ると一段上がります。
排水系はホース交換だけで済むなら軽く、ポンプまで入ると総額が伸びます。
モーターや軸受けは分解範囲が広く、異音の中でも修理費が跳ねやすい部位です。

現場感覚で言うと、ドラム式の軸受けはここがいちばん悩ましいところです。
軸受け単体ではなく水槽やドラム周辺ごとの交換に入る機種があり、見積もりを開いた瞬間に修理か買い替えかの空気が変わります。
とくに7〜8年を超えたドラム式では、直しても別の回転部トラブルが続くケースがあり、費用の納得感が出にくい印象があります。

出張費・診断料の有無と注意点

費用で見落とされやすいのが、「直さなくても請求が発生する」ケースです。
東芝ライフスタイル|全自動洗濯機 出張料金概算料金表やシャープ|洗濯機 出張修理概算料金(https://jp.sharp/support/repair_cost_washer.htmlでも案内があります。
どちらも出張修理は訪問そのものに料金が乗る前提で案内されています。
修理総額だけを見ていると、見積もりだけで終えた場合の負担を読み違えます)。

実際には、訪問して点検し、修理を見送った時点で費用が発生することがあります。
相談事例では約9,700円の請求例がありました。
反対に、地域の修理サービスでは約8,000円(税込)からと打ち出しているところもありますが、これは最低ラインの見せ方で、交換部品や作業時間が増えれば当然上がります。
ここで見るべきなのは「安い業者」ではなく、出張費、診断料、修理時に相殺されるかどうかが見積書に分かれているかです。

NOTE

見積もりを取るときは、総額だけでなく「出張費」「診断料」「部品代」「工賃」が分かれているかで比較すると、同じ2万円台でも中身の差が見えます。

依頼先は、メーカー修理、購入した販売店、地域業者の3つが中心です。
メーカー修理は純正部品と機種情報がそろっているので、ドラム式やインバーター機のように構造が複雑な場合に強いです。
販売店経由は延長保証との相性がよく、受付が一本化されます。
地域業者は日程が早いことがありますが、洗濯機の内部部品まで追えるかは看板より実績差が出ます。
異音修理では2社以上の見積もりを並べると、出張費込みで高いのか、部品交換が重いのかが切り分けやすくなります。

全自動洗濯機 出張料金概算料金表 | 東芝ライフスタイル株式会社toshiba-lifestyle.com

年数×費用の判断マトリクス

修理するか、買い替えるかは、音の種類だけでは決まりません。
実務では使用年数と修理額を掛け合わせて見るのがいちばん早いです。
洗濯機の寿命目安は約6〜10年とされることが多く、この帯に入っている機種は、今回直しても次の不具合が続きやすくなります。
とくに軸受けやモーターのような回転中枢に入った修理は、単発では終わらないことがあります。

初期判断の目安を、簡易マトリクスにするとこうなります。

使用年数修理額が低め修理額が中くらい修理額が高め
0〜5年修理優先修理優先内容次第で修理
6〜7年修理候補比較して判断買い替えも視野
8〜10年比較して判断買い替え寄り買い替え検討
10年以上買い替え寄り買い替え寄り買い替え優先

ここでいう「修理額が高め」は、新品価格のおおむね5割を超える水準や、軸受け・ドラム一体交換のように重い修理を指します。
ベルト交換や排水ホース交換のように局所で終わる修理なら、年数が進んでいても通す価値があります。
逆に、ドラム式の軸受け一体交換は、費用だけでなく修理後の残り寿命まで考えると、7〜8年を超えたあたりで買い替えのほうが自然に見える場面が少なくありません。

迷いやすい境目は、6〜10年の機種で、見積もりが一気に上がったときです。
このゾーンは寿命帯に入っており、異音の原因が1か所で済まないことがあります。
ベルトや排水系ならまだ話は単純ですが、モーターや軸受けまで届いた見積もりでは、修理そのものより“次の故障をどこまで許容するか”が判断の軸になります。
修理で安心を買うというより、残りの使用期間に対して費用が見合うかを見たほうが現実的です。

異音を防ぐ予防メンテナンス

毎回/週1回/月1回のメンテスケジュール

異音の再発を減らすうえで効くのは、壊れてから触ることより、負荷をためない運転を続けることです。
修理現場では、脱水時のガタガタ音も、排水まわりのゴボつきも、日々の使い方が積み重なって起きているケースが目立ちます。
AQUAが案内する洗濯物量の目安は洗濯槽の7〜8割程度で、ヤマダウェブコムでも効率運転の目安として定格容量の約8割が挙げられています。
詰め込みすぎると回転の片寄りが出やすくなり、モーターや足回りに余計な振動が乗ります。
大物を一気に押し込むより、槽内に余白が残る量で回すほうが、音も脱水の安定感も落ち着きます。

毎回の習慣として最優先に置きたいのが、糸くずフィルターの清掃です。
フィルターにごみが溜まったままだと排水の流れが鈍り、脱水の入りで本体が暴れたり、ポンプ音が濁ったりします。
実際、フィルター掃除と月1回の槽洗浄を生活のリズムに組み込めた家庭では、異音や脱水不良の相談が目に見えて減る感覚があります。
現場で話を聞くと、「急に壊れた」というより、「前から少しずつ音が変わっていた」パターンが多く、その変化を止めているのが日常の清掃です。

週1回の目線で見るなら、ポケット確認も地味に効きます。
硬貨、ヘアピン、鍵、小さな金属パーツは、洗い中は軽いカチャつきでも、回転が上がると槽やパルセーターまわりで鋭い異音の原因になります。
縦型では槽底付近の異物噛み込み、ドラム式ではドラム内や排水経路への混入につながりやすく、後から原因を追うと手間が増えます。
洗濯前に衣類のポケットをひと呼吸で触るだけでも、異物由来のトラブルはだいぶ減ります。

月1回のメンテでは、洗濯槽クリーナーでの槽洗浄を軸に据えると流れが作りやすくなります。
ライオンケミカルなどでも月1回がひとつの目安として扱われている通り、汚れやぬめりをため込まないことが、臭い対策だけでなく回転や排水の安定にもつながります。
同じタイミングで排水口も定期的に清掃しておくと、ホース先で流れが詰まりかける状態を避けやすくなります。
洗濯機本体だけ整えても、受け側の排水口に汚れが溜まっていれば、排水不良由来の音は残ります。

あわせて、その機種で普通に出る音を知っておくことも予防の一部です。
縦型ならクラッチの切替音、ドラム式ならポンプや循環音は正常動作の範囲に入ることがあります。
日立やPanasonicの取扱説明書、メーカーFAQに目を通しておくと、「いつも通りの音」と「前より重くなった音」を切り分けやすくなります。
異音の相談が長引くのは、異常音そのものより、正常音を知らないまま不安が膨らむ場面が多いからです。

設置環境の見直しチェックリスト

洗濯機の異音は本体内部だけでなく、置き方の崩れでも再発します。
とくに脱水時のガタガタ音は、洗濯物の片寄りだけでなく、水平のズレが重なると一気に大きくなります。
シャープの設置ガイドでも、水平確認は調整脚で行う前提になっており、気泡が基準内に入る状態が目安です。
専用の水平器があれば確実ですが、スマホの水平器アプリでも日常点検の目安にはなります。

見直すポイントは次の5つです。

  • 本体が前後左右に傾いていないか、水平を確認する
  • 調整脚のゆるみや床との浮きがないかを見る
  • 床の沈み込みや、設置面のたわみが出ていないか確かめる
  • 排水ホースが折れたり、背面で押しつぶされたりしていないか見る
  • 振動が床に強く伝わる場所では、防振マットの追加を検討材料に入れる

この中でも、水平チェックは効果が出やすい項目です。
四隅のどこかがわずかに浮いているだけでも、脱水の回転が上がった瞬間に揺れが増幅されます。
脚を調整したあとに固定ナットが甘いままだと、数回の運転でまたズレることがあるので、脚まわりは「合わせて終わり」ではなく、締まりまで含めて見ておくと再発が減ります。

床側の問題も見逃せません。
防水パンの縁に片足だけ乗っていたり、クッション性のある床材の上でわずかに沈んでいたりすると、本体は見た目以上に揺れます。
集合住宅で深夜帯の振動が気になる場面では、防振マットが役立つことがあります。
たとえば東京防音のニューしずか TW-660は4個で120kg以内を想定した仕様で、一般的な洗濯機の荷重には収まりやすい設計です。
こうした部材は故障を直すものではありませんが、床への伝わり方を和らげ、正常範囲の振動音を抑える助けになります。

NOTE

脱水時だけ音が増えるのに、洗濯物を減らしても改善しないときは、本体内部より先に水平と脚の締まりを見直すと、原因の切り分けが早く進みます。

設置環境を整えると、異音対策は単発の応急処置で終わらず、普段の運転そのものが静かになります。
詰め込みを避けること、フィルターを毎回掃除すること、月1回の槽洗浄と排水口清掃を続けること、そして水平を崩したまま使わないこと。
この4点がそろうと、修理になる前の小さな異音で止められるケースが増えてきます。

洗濯機用防振ゴムマット ニューしずか(4個入り) TW-660piano-bouon.jp

よくある質問

(以下は公開当初の注意)本サイトは現時点で関連記事の記事群を準備中です。
内部リンクは整備し次第追加します。
公開後は関連記事を最低3本以上設置して、各セクションから適宜リンクを張ることを推奨します。
ドラム式の乾燥時に出るゴー音は、すべて異常ではありません。
乾燥ファンやポンプの作動音は仕様の範囲に入ることがあり、普段から「乾燥時だけ出る低い風音」なら正常側に寄ることが多いです。
Sharpの洗濯機サポート(https://jp.sharp/support/washer/mt_doc/use_bath_pump_01.htmlでも、ポンプまわりは動作音が出る前提で案内されています。
見分けるコツは「いつ」「どんな音」かで、金属がこすれるような音や、うなりが運転中ずっと続くなら点検を考えてください)。

修理と買い替えの境目は、音の種類だけでなく年数と見積額で見ると整理しやすくなります。
洗濯機の寿命目安としては約6〜10年がひとつの節目で、その時期に軸受けまわりのような重い修理が重なると、直しても次の不具合が出やすい印象があります。
修理見積が新品価格の約5割を超える、あるいは軸受けやドラム回転部の高額修理に入るなら、買い替えも現実的な選択肢です。
逆に、設置調整や排水まわりの整備で収まる段階なら、慌てて手放す必要はありません。

Megosztás

村上 健太

大手家電量販店で8年間、修理受付・出張修理を担当。年間500件以上の修理相談を受け、エアコン・洗濯機・冷蔵庫のトラブル解決に精通。